2024年秋号 Web版

行政チェックは議会の役割
武内市長、はじめての決算議会(令和5年度)はすべての議案が可決しました。
一方で、課題も残っています。令和5年度においては、職員のコンプライアンスの欠如が見られ ました。 具体的には、議会説明もないままマスコミに事業を発表させ、既成事実化させる議会軽視。文書は市民の共有財産、後の検証に資する貴重な資料でありながら、議事録も、協議書も、決裁文書もなく「政策決定の 経緯を記した文書や、やりとりの記録が一切ない」という事態が連続し、文書事務の危機が今日まで続いています。担当者は県との協議でさえ協議書も作成せず、部下の模範になるべき局長も それを黙認している状況です。 文化財保護留議会が始まって以来、一度も会議録、会議要旨が公開されず、「付属機関に関する 要網」 第9条 譲事録の作成、第10条 市民への情報提供達反であることも発覚しました。審議会の会長・ 副会長も1年も決めておらず「審議会規則」第5条違反も起こっています。
行政事務照会においても、終意的な誤りや隠蔽めいた回答が度々みられ、議員の判断が善しくゆ が められたと認識しています。
議会と市民に対する説明責任を果たし、住民への信頼確保を目指すための内部統制、その最高責 任者は市長です。 そこで、今こそ市長が、改めて「「服務の宣誓』どおり、日本国憲法を尊重し、公務を民主的に運営すべき責務を深く自覚しているのか。全体の奉仕者として誠実かつ公正に職務が執行されているのか」 を全職員へ呼びかけ、内部統制の徹底を要望しています


● 令和5年決算議案 28件
● 条例議案 6件
● 一般議案 6件
● 補正予算議案 4件
● 人事議案 1件

すべて可決しました

村上さとこの質成討論
生まれや育ちに影響されない 「多様な学び・体験をすべての子どもに」
「ミュージアム・ツアーなどの再開を求める決議」に大賛成
令和6年度予算で廃止された子どもの体験学習。「ミュージアム・ツアーをなどの再開を求める決議」 が賛成多数で可決しました(反対は変革と未来、維新のみでした)。私も3人の子の母として、困窮の中の子育て「体験格差」を振り返り、黄成討論を行いました。
子ども時代の体験が子どもの育ちに重要であること、子どもの将来の生き方に影響することは、 国内 外の研究でも示され、論するまでもありません。すべての子どもに多くの体験が必要です。

村上さとこの目
公共の役割を
「地域包括支援センターを、市の直営のままに」というお声をたびたびいただきます。私も同意です。全国の運営形態は市町村直営2割、委託型8割です。
私も委託型政令市で親を看取った経験から、対応が細やかな直営を継続して欲しいと願います。北九州市の直営の良さは「たらい回しのない支援や出前主義」です。元訪問介護員として今後も「公共の福祉」「市民のセーフティーネット」をしっかり守ってまいります。

もっと文化振興

村上さとこは文化振興に力を入れています。
黒崎ひびしんホールで稲川淳二さんの「怪談ナイト」が開催され、満員の大人気でした。
実は淳二さんとは以前から個人的に仲良くさせていただいております。今年もお会いできて本当に嬉しいです。
77歳 喜寿の座長はますますお元気。ぜひまた北九州市に来て街を盛り上げていただきです。

「門司駅遺構」イコモス緊急声明

村上さとこは常に専門家と共に行動をしています。
世界遺産級の価値を認められた初代門司駅遺構の保存に関しても、世界遺産委員会の諮問機関であるイコモス(国際記念物遺跡会議)の学者、文化財補審議会の学者と歩みを共にし、「学術的な調査、保存」を訴え市への申入れや記者会見を行ってきました。
「近代日本の誕生の再発見という重要な歴史的価値」が危機に陥っているとして、イコモスより「国際ヘリテージ・アラート(警告)」が発出されましたが、市はその6時間後に還柄の破壊を決定しました。自治体としてはじめて北九州市に出されたヘリテージ・アラートは大変に不名誉であり、日本が国際的評価を下げる「国益」に関わる問題です。

長崎原爆の投下目標だった北九州市
日本原水爆彼害者団体協議会がノーベル平和賞を受賞されました。
関係者の皆様に心から敬意を表します。
広島、長崎、第五福竜丸…・被爆者自身の筆舌に尽くしがたい苦悩と訴え、地道な努力や活動を通し、今日まで核兵器の恐ろしさと核なき世界への共感を広めてこられました。私たち日本人ひとり一人が廃絶を訴え続けていかねばと思います。
非核平和都市北九州市民として、一日も早い核兵器禁止条約への早期批准を願います。


市政へのご意見、日々のお困りごとなどお気軽にお寄せください

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